予約サイトの写真の見栄えより寝具タオルが重要な理由
国内の旅行で最近ホテルではなく民泊などの宿泊施設にあえて訪れる人というのは、以前に比べ多くなってきたと思います。
宿泊施設自体が田舎の古民家などで、そこに滞在することが目的の場合は違うかもしれませんが、都市部や観光スポットが近い物件であれば、寝に帰るだけというゲストも少なくないはずです。
そうなると、その部屋の評価を決めるものは、彼らが絶対に使うものが大きなウェイトを占めてくることになります。
日本の物件のインフラは海外に比べれば基本的には高性能です。まずお湯が出ないなんてことはありませんし、急な停電などもありません。海外では場所によっては日常茶飯事のエリアもあります。
そのため、現在の物件は差別化として内装やインテリアに凝りがちになっています。
その上で、写真では伝わらないので寝具とタオルを安価にしている物件も多いように思います…
個人的にはせっかくインテリアにもこだわりがあるので、タオルやリネンなど宿泊者が使う頻度が高い肌に触れるモノの品質を考えないのは少し勿体無い気がします。
リネン・タオルは物件レビューの評価に繋がる大事なツール
もし自分自身がお手頃価格の宿に泊まった時に、ベッドリネンとタオルが高級ホテル並みだったら、テンション上がりませんか?
逆に、それなりの価格を出しているのに、ベッドのマットレスが微妙で布団やシーツが安物だったり、柔軟剤を使用しまくって吸水性の悪い、贈答品の組み合わせのような微妙なタオルだったりしたらテンションが下がりガッカリしませんか?
ベッドリネンとタオルが高級ホテル並みだったら「とても快適だった」と物件評価がアップしますが、その逆パターンだった場合、宿泊前の期待度が高かったために、「思ったほどではなかった」とせっかく素敵な物件でも評価の足を引っ張ってしまうのではないでしょうか?
寝具やタオルだけで単独評価されることはおそらくあまりありませんが、部屋の清潔さ、快適さに大きく影響を及ぼします。
リネン類の選び方
もしご自身で運営している物件のリネン類を検討されている方、またはこれから運営を始めようと思っている方は、リネン類は「これくらいのでいいだろう」ではなく自分にとっても「ちょっと高いな…」というくらいの寝具とタオルを奮発して揃えると、(特にお手頃価格の宿であればいい意味で期待を裏切られますから)評価が格段にアップすると思います!
タオルも厚手で色が揃っていて吸水性の良い綿のものが実際には好評です。良いシーツやタオルはヘタレにくいのと、レンタル品であれば交換が出来るので、運用代行サービスの中にリネン交換サービスがあれば活用したいところですね。
清掃する側としても、洗濯やベッドメイキングは、できればコインランドリーにあるような大型のガス乾燥機で一気に乾かすのがコツなんです。柔軟剤を使わなくてもふんわりと仕上がりますし、ダニ退治もできます。
もし現在ご自身の物件の評価が自己評価と見合ってないと思われる方は、ぜひ参考にしてみてください。
余談.ホテル風タオルのたたみ方
余談ではありますが、タオルの畳み方を解説します。一手間で見栄えがぐんっと上がるのでよかったら試してみてください。